【心がほっこりする】図書館で借りた優しい気持ちになれるおすすめの小説5選

アラサーのつぶやき

大人になってから小説を読みたい、と思ったことはありますか?

実は私は幼いころから10冊程度しか小説を読んだことがありませんでした。
活字に苦手意識があり、最後に読んだ本が難しくてすすまずそれっきり…。
突然本を読むきっかけがあり、そこからおもしろさにはまり昨年から月2~3冊のペースで本を読むようになりました。
私の小説における希望は以下の5点です。
ほとんど読み始めないとわからないですが、すべてクリアし、ほっこりする優しい小説を読んでみたいなと思う人に是非おすすめしたい小説5選をご紹介します。
お住いの地域によりますが、私はこれらを全て図書館で借りました。
図書館だとお金をかけずに色々な小説を手当たり次第読めるため、自分に合っていなくても気軽に借りれます。

ゆんごろ
ゆんごろ

・難しい話も長すぎる物語NG
・ミステリーやサスペンスみたいなハラハラ系NG
・堅苦しくて読みづらい文章もNG
・読んでいて気持ちが明るくなる内容がいい
・途中で区切りやすい話がいい

この記事はこんな人におすすめ
・心がほっこりする小説を読みたい
・いじわるな人がでてこない小説が読みたい
・読みやすい小説をよんでみたい

 

おすすめしたい気持ちが優しくなれる小説5選

 『君が夏を走らせる』 著:瀬尾まいこ

やる気のあまりない16歳の金髪不良少年である主人公が、ひょんなことから1歳10か月である先輩の娘と過ごすひと夏の思い出が描かれています。最初こそ仲良くなるのに苦戦したものの、徐々に主人公が先輩の娘のためにあれこれ頑張って、二人が打ち解ける描写が柔らかく、そしてあたたかく描写されています。著者である瀬尾まいこさんの作品はどれも優しい気持ちになれて大好きですが、私はこの話が一番心に響きました。主人公も、先輩の娘も可愛くて、愛おしい気持ちになります。先輩の娘はまだ1歳10か月であるため、言葉はたくさんはでてきてないのですが、数少ない自分の言葉で必死に訴えている姿は本当愛おしくなり、実物は見ていないのに文字だけで表現できる瀬戸まいこさんのすばらしさが際立ちます。最後には主人公の少年のこれからの未来を応援したくなる、本当に優しいお話です。

『ツバキ文具店』著:小川糸

主人公の鳩子が生業としているのは文具店と、代書屋。代書屋とは、依頼人の代わりに依頼人の想いをくみとり、文字で表現して手紙を書くことです。主人公がひとつひとつの依頼に丁寧に応じる姿、今は亡き生業の先代である祖母との確執、また主人公が関わる優しいけれど個性が溢れる人々が丁寧に描かれています。物語はどこか淡々としていて、素直な感性を持つ主人公目線で、すらすらと読みやすいです。小説の中ででてくる全ての問題が少しずつ解消され、後味がとても良い物語です。舞台は鎌倉です。あまり鎌倉に馴染みがない私でも、読み終えた後はどこか鎌倉に親近感を持ち、訪れたくなります。

『うちのレシピ』著:瀧羽麻子

6人の登場人物、それぞれの視点で描かれる6つの物語で構成されています。全ての物語には、魔法のように美味しく、そして優しいごはんが登場します。
街の小さなフレンチレストランを営む夫婦とその娘、そのレストランに料理人として勤務する青年とその両親の6名がそれぞれ主人公となり話は進んでいきます。どの人物も立場や性格・タイプがかなり異なっていますが、家族に愛情たっぷりで大切にしている姿勢は共通しています。
全く異なる二つの家族が、結婚を通して一つの家族になっていく様子が6人の視点でひとつひとつピースをあてはめるように表現されています。なんといっても料理の表現が上手で、実際に見ていなくても美味しさが伝わります。

『春、戻る』著:瀬尾まいこ

またまた瀬尾まいこさんですが、もう1作だけどうしても紹介させてください。
結婚を控えた主人公の前に突如現れたのは、どうみても見知らぬ年下の自称”お兄さん”。最初はミステリーなのか、この”お兄さん”正体は何なのか、設定に無理があるんじゃないかと思い、かなり怪しんで読んでいました。しかし、読んでいくうちにどんどんと引き込まれていき、最後は涙がでそうになるほど心があたたまりました。自分にとって昔苦しんだ消したい過去でも、誰かにとっては大切な過去かもしれない。無理に思い出す必要はないけれど、私も過去の嫌な思い出の中にいる自分に向き合おうと思える一作です。最初怪しみながら読み始めていった私ですが、話のテンポが良くすらすらと読めたからか、夢中で読み進めて自己最短記録で集中して読み終えました。また、物語を最後まで読んでからこの題名を見ると、ここまでしっくりくる題名をつけるのは、さすが瀬尾まいこさんだと思わずにはいられませんでした。

『水曜日の手紙』著:森沢明夫

*こちらのみ写真を撮り忘れ、図書館に返却してしまいました。

水曜日におこった出来事や考えたことを手紙を通じて見知らぬ誰かに届ける、「水曜日郵便局」が舞台の物語です。手紙を送った人は、知らない誰かから同じく水曜日におこった出来事や考えたことを綴った手紙が届きます。主人公は夢を諦めた主婦やサラリーマン、また運命側の郵便局の男性の計3名です。主婦とサラリーマンの手紙をかくきっかけ、と手紙が届いたその後が丁寧にかかれています。最後まで主人公3人がお互い顔を合わせることもないけれど、「水曜日の手紙」を通してそれぞれの嫉妬、葛藤や夢への想いが変化していき、前を向いて今ある道をまっすぐに歩き始める優しい物語です。私が小説にはまるきっかけになった作品です。おおげさに聞こえるかもしれませんが、鬱寸前になりどうしたらいいかふさぎ込んでいた私に、この物語は心を照らし、まっすぐ生きるためのヒントを教えてくれました。多くの人に読んでもらいたい話です。

まとめ

以上がおすすめ5選です。
難しい話がとにかく苦手で、小説初心者、まだまだ読み始めたばかりの私だからこそ小説が苦手だけど読んでみたい人に紹介できると思い厳選しました。

是非図書館や本屋で探してみてください。
今後も色々な小説を読んで、新しい物語にどんどんと出会いご紹介していきます。

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